文法
-(ㄴ/는)다면
意味
中級-(n/neun)damyeon
話し手が仮に想定しているだけの条件を示す(「〜するとすれば」「仮に〜なら」)。-(으)면が条件をそのまま述べるのに対し、-(ㄴ/는)다면はその事態を一歩離れた位置に置く。ありうる一つの場合として持ち出すだけで、そうなると見込んでいるかどうかについては何も言わない。見通しを述べる文がこの形を取るのはそのためである。특사가 이뤄지지 않는다면 … 될 전망입니다は、今年が特赦なしで終わると断じているのではなく、そうなった場合に何が続くかを述べている。
活用・つき方
平叙形の-(ㄴ/는)다に-면が付いた形である。動詞の語幹には、母音で終わる場合-ㄴ다면(오다→온다면)、子音で終わる場合-는다면(먹다→먹는다면)が付き、ㄹで終わる語幹はㄹが落ちる(살다→산다면)。否定は않다を介して-지 않는다면となる。形容詞はㄴ/는を入れずに-다면を付け(좋다→좋다면)、이다は-(이)라면となる(학생이라면。학생이다면とは言わない)。過去形は-았/었다면。節の頭に만약・만일を置いて、これから仮定が来ることを示すことも多い。
例文
비가 온다면 행사는 미뤄집니다.
雨が降るとすれば、行事は延期されます。
よくある間違い・ニュアンス
-(ㄴ/는)다면は、成り立つと見込まれている条件や、法則として成り立つ条件には合わない。봄이 오면 꽃이 핍니다は一般的な事実なので-(으)면のままであり、봄이 온다면とすると春が来るかどうか自体が未知の問いになってしまう。知っておきたい点がもう二つある。過去形の-았/었다면は反実仮想として読まれることが多く、-았/었을 것이다と呼応する(「〜していたら、〜だっただろう」)。また同じ形が、引用の-(ㄴ/는)다고 하면の縮約(「〜だというのなら」)であることもあり、出典の主張を伝える節では見極める必要がある。
似た文法との違い
- -(으)면
-(으)면は条件表現の基本形で、現実の条件から習慣、単なる「〜すると」まで広く覆う(한복을 입으면 입장료가 무료입니다)。-(ㄴ/는)다면は有標の形で、仮定の意味に絞られるため、習慣や一般的事実の用法を引き受けることはできない。-(으)면で足りる場面でこちらを使うと、文が意図していなかった疑いの色が加わる。
- -(으)ㄹ 경우
どちらも起こるかどうか分からない場合を立てるが、-(으)ㄹ 경우はそれを「〜の場合」として項目化し、可能性の高低については中立である。状況ごとの対応を並べる規程やマニュアルに合うのはこのためである。-(ㄴ/는)다면は話し手が文の中に残り、場合を並べるのではなく仮に想定してみせる。